双極性障害

双極性障害の入院生活ってどんなだろう②~作業療法・認知行動療法

投稿日:2017年12月19日 更新日:

その①に引き続き、入院生活について書いていきます。毎日の作業療法や、認知行動療法の勉強についてです。

 

結論を言ってしまえば、入院をしたことで身に付いたものはありました。同じ双極性障害の友人ができ、様々な話が聴け、認知行動療法や作業療法など学習&体験もできたし、楽しく過ごすことができました。

 

けれど、私自身の病状に対しては、変わったことはありません。この病気は一生付き合っていくものなので仕方ないのですが。入院中に身に付いた経験と知識をもって、今後の病状に対する方法を持ち帰ったという形です。

 

 

 

作業療法

毎日のように、何かしらのイベントがありました。各々のプログラムは、曜日と時間が決まっています。

 

作業療法士さんがサポートしてくれるプログラムで、ウォーキングなど外に出る運動系のものや、室内で気分転換するものなどがあり、参加は自由です。

 

入院しているのは、双極性障害とうつ病の患者。

 

入院しているくらいなのだから、いつも何やら鬱々と考え事をしてしまう方も多いのでしょう(私もそうでした)。頭の中に別の風を吹かせる役目があったのだと思います。

 

私は、暇なので気に入ったプログラムには、わりと参加していました。その中からいくつか紹介します。

 

 

写経

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↑ 実際に私が行ったものです。

 

普段からやってみたいなと思っていたことが、ここにありました。

 

けれど、お寺で行うような厳かなものではなく、イスに座ってマイペースに集中して行うものです。

気が散ったら他のことをしてもOK。まるで子どもの遊びのような(^^;)

 

般若心経を写経しました。

プログラムの1回の時間は1時間程度なので、3回かけて1枚書き上げました。

 

お手本を下に敷いて写すだけなのですが、きれいに書きたいという思いと、筆ペンなので集中力が必要で、徐々に出来上がっていくのが嬉しかったです。

 

作業療法士さんによれば、「Amazonで一式売ってますよ」とのこと(笑)

 


入門 なぞり書き 般若心経 写経セット (写経用紙10枚+筆ペン)

 

 

映画鑑賞

ロードショーと名付けられた鑑賞会。大きなTV画面で、作業療法士さんがTSUTAYAで借りてきてくれたDVDを観るだけ。

 

2回で1本を観終えるのですが、私は映画が好きなので、よく参加していました。ジャンルはいろんなものがありました。バイオレンス系はさすがに無かったけどね。

 

たった2年前なのに、何を観たか覚えていないのですが、ひとつだけ。

 

ディズニーの『シュガー・ラッシュ』。

 

これが予想外にすごくおもしろくて、ちょっとほろっとして、よく覚えています。作業療法士さんもおもしろさは意外だったようで、感動していました。

 

映画を観るのは、頭の中を空っぽにできるのでいいですね。リセットすることができます。

 

 

三角ベース

みんなで近所の公園まで歩いて行って、広場で大の大人が三角ベースを楽しむ。とてもおもしろかったです。と言っても、ゲーム自体は普通。

 

なにがおもしろいって、対戦相手です。私の中では、これが一番強烈でした。

 

この三角ベースは、別の病棟のリハビリにもなっていて、病棟対決をします。

 

私のチームは、双極性障害&うつ病チーム。

対するは、なんとアルコール病棟チーム。

はい、元アル中の方々と戦います。私、初めて身近にしました、元アル中だった方々。

 

各々のチーム内は仲良しなんだけど、双極性&うつチームと、アル中チームのチームカラーというか、雰囲気がまるで違うのがおかしかったです。

 

というか、冷静に考えてすごいチーム編成ですよね。道行く人たちは、私たちの病気のことなんて知らないけど、知ったらびっくりするでしょうね。よりによって大集結。

 

アル中チームの方々も、外に出てリハビリ可能というレベルなのだから、あのかなり大変な中毒を乗り越えてきた方々ということ。そして大好きなお酒を、もう一滴も飲むことが許されない方々。

すごいと思いますよ。歴戦の戦士に見えましたね。

 

とはいえ、元アル中。偏見かもしれないけど、なんとなくチャラくって楽しい人達が多いように思えました。

 

双極性&うつチームより、アル中チームの方が、チーム内が仲良しに見えました。そしていつも楽しそうにしてるんです。なんかいいなぁ、入院期間長いのかなぁ。。。

 

私のチームは、もうかなり元気になっている人もいれば、今日は調子がいいから初めて外に出てみた等、まだまだリハビリ段階の人たちも多く、ほんわかしたチームでした。

 

両チームの方々、みなさん優しいです。

ここに作業療法士さんと、必ず両チームに看護師さん、それから任意でケアマネージャーさんなども参加して、けっこう盛り上がっていましたね。

 

退院前の方がいると、『引退試合』と呼ばれ、最後にヒーローインタビューがあります。人のを聞くのは楽しいけど、私はされたくないので、退院直前はサボりました(^^;)

 

入院中は、あまり体を動かさないので、良い運動になりました。バットでボールを打てた時は嬉しいし。キャッチボール下手だし(笑)

 

 

運動と言えば、朝に体操・ストレッチするプログラムもありました。これも良かったな。

 

 

認知行動療法

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↑ 実際に私が行ったものです。

 

自分の病気、特にうつ期にどう対処していくか、という点において、臨床心理士さんより指導して頂きます。担当医より頃合いを見て「参加するように」と指示が出た人が出るもので、6人程度のグループワークでした。週1回ありました。

 

『認知行動療法』とは

認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。

出典:【認知行動療法センター】http://cbt.ncnp.go.jp/guidance/about

 

私を含めた双極性障害やうつ病の人たちは、物事の捉え方・考え方が悲観的になってしまうことが多いように思えます。

 

これは、この病気になってしまう人の性格にも原因はあるのではないでしょうか。

真面目・責任感が強い・自分を抑えて人に気を使い過ぎる・「~するべき」「~しなければならない」が口ぐせ、などなど。自分のことを追い込み型なのですよね、きっと。

 

ここを突いて、「感情」と「考え方」を切り離して物事の捉え方を学びます。グループワークなので人それぞれの捉え方を聞くことが出来、勉強になりました。

 

あれから2年が経ち、すっかり忘れてしまったので、また勉強し直したいと思っています。現在の担当医からも「本屋でもワークノートとか売ってるから」と勧められているところです。再度、自分に取り入れたら、またブログに書きます。

 

 

 

病気を知る

隔週くらいで開催されていたような記憶です。

精神科の医師、薬剤師、ケアマネージャーさんなどより、病気にまつわるお話をして頂きます。

 

お恥ずかしながら、正直ほとんど覚えていません。特にお医者さんのお話し。

 

うつ病や双極性障害について解説頂いた、自分にとってかなり重要な話なのに。なぜかいつもものすっごく眠いときに、このイベントがあるんですよね(-“-;)

 

薬剤師さんは、プログラムの他にも、毎週、病室まで来てくれました。個人個人、担当の薬剤師さんが決まっているので、いろいろと相談しやすかったです。

 

一番覚えているのは、ケアマネージャーさんのお話し。

 

障害者年金と、障害者手帳についてお話ししてくださいました。それまで縁が無いと思っていたこの二つ。私でも申請できるのだと分かりました。

 

年金については、クローズドで就職した場合、企業にバレてしまう、ということも聞けたので、私はまだ申請していません。

 

結局、今の会社には別件でバレましたが。あまり理解がない会社なので、引き続き年金は申請していません。会社辞めたら申請してみますが、年金未払いの時もあったのでどうなることやら。

 

手帳は、特にバレることはないと言うし、それでも少し抵抗があったのですが、同時期に入院していた方々にも手帳を持っている人たちもいましたので、退院後に担当医と相談し診断書を書いてもらって申請しました。

 

私の等級は2級です。

 

東京都では、都営交通券という期限付きのフリーパスがもらえました。都営地下鉄・バス・舎人ライナー・都電が無料で乗車できます。かなり助かります。

 

転勤で現在住んでいる名古屋市では、同様の福祉特別乗車券という期限付きフリーパスと、2級なので医療証ももらえました。名古屋市営地下鉄・市バスが無料で乗車でき、医療証は医療費が無料になります。これもかなりかなり助かります。

 

また、障害者割引が利きます。

 

先日、上野の美術館に『怖い絵展』を観に行きました。通常ですと有料でチケット購入の後、3時間待ちで長蛇の列に並ばないといけないところ、手帳を見せただけで無料な上にディズニーランドのファストパスのように、すぐに入口に通してもらえました。

 

障害者手帳、すごいです。もう手放せない・・・。

 

 

 

おわりに

いかがでしたか?

その①より、少し奥深くまできたかと思います。

 

精神科ならではの出会いやイベント。入院前は、どんなところだろう、どんな人がいるのだろう、とワクワクドキドキ楽しみ&不安もありましたが、いざ入ってしまえばすぐに馴染んでいました。そしてけっこう楽しく過ごしていました。

 

今回は、そんな楽しい一面を書いてみましたが、その③(最終章になるハズ)では、別の一面も書いてみる予定です。

 

お楽しみに。

 

 

 

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ハリネズミのハリー

アラフォー女性、会社員であることに疑問を持つ会社員、双極性障害Ⅰ型、セクシャルマイノリティ(バイセクシャル) 、2桁年下の彼女がいます。いろいろマイノリティです(笑) アウトドア好きです。よろしくね。

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