双極性障害

双極性障害の入院生活ってどんなだろう①~入院から過ごし方まで

投稿日:2017年12月8日 更新日:

精神科の入院病棟って遮断されている感じで、気になりますよね。かっこいい言葉で「知られざる世界」「ミステリアス!」そんな精神科入院生活を、私の経験から覗いてみましょう。

 

開放病棟と閉鎖病棟

大きく分けて、精神科の病棟は、閉鎖病棟と開放病棟があります。

 

名前通り、前者は症状が重い方向け、後者は軽めの方向け。

 

私は通院していた医師より入院を勧められ、1ヶ月以上迷った挙句に入院を決意しました。

 

が、そのとき症状は落ち着いていたからか、開放病棟に配属となりました。

 

私が入った病院の開放病棟は、建物の1階部分にあり、閉鎖病棟は2階以上でした。

 

開放病棟は、外出許可を得られれば外に出られるのに対し、閉鎖病棟は絶対に出られません。面会も身内でさえもNGとなることも。

 

開放病棟の外出についても、すぐ隣の院内売店に行くことも許可が必要です。

 

入口にあるナースステーションの前にノートがあって、そこに時刻と名前と行き先を書くだけですが、「外出」においては管理が厳しかったように思います。

 

 

私が入った病棟は、「双極性障害」のほか「うつ病」の患者さんもいらっしゃいました。

 

この2つの病気の患者さんが仲良く共同生活を送ります。

 

みなさま、個人個人はたいそう面白い方が多くて楽しかったですが、病棟全体としてはかなり静かです。

 

 

 

持参してよいもの・だめなもの

入院といえば、着替えやお風呂セット、暇つぶしに本や日記用のノート程度で十分ですが。

 

私は1ヶ月の入院予定だったので、大き目のトランクに荷物を詰めて持ち込みました。

 

で、持ち込んではいけないものがあります。

 

刃物は当然のこと、他には「ひも類」がいけません。

 

理由はみなさんお分かりかと思います。

 

なので、ドライヤーも病棟にいくつか用意されていて、個人の持参は禁止です。

 

入院前に説明を受けるのですが、初日に看護師さんによる荷物チェックがあります。

 

そして私が持ちこんだスウェットのズボンのひもに看護師さんが気付き、ゴムも入っているからということで、抜かれました(笑)

 

なんか、この儀礼を通過したとき「あぁ、いよいよ精神科に入院するのだな」と思いましたね。

 

 

 

個室と大部屋

 

個室

私は大部屋(4人)でお安く済ませようと思っていましたが、あいにく満室だったため、大部屋料金で個室に入ることになりました。

 

大部屋が空き次第、移動するという約束で。

 

ラッキーでした。(最終的には個室で過ごした期間の方が長かったのです)

 

通院していたクリニックの医師に紹介してもらって入った病院が、とてもきれいなところだったため、病棟もとてもきれいで驚きました。

 

個室なんてホテルのシングルと変わらず。部屋にトイレもついていました。

 

他にはベッド・大きな棚・テレビ・机とイス・窓(開かない)。快適でした。

 

私の母は正直、「精神科に入院」ということに、かなりの不安と抵抗を抱いていましたが、一緒に病院を見に行って安心したようでした。

 

ホテルと違うのは、ドアに鍵がないところ。これは病院各科共通なのかな?

 

個室入院が初めてなので、よく分からないけど。

 

 

大部屋

大部屋は、4人一部屋で、一人分スペースは個室より狭いです。トイレも部屋にはありません。

 

精神科であり、双極性障害にうつ病という特性から、大部屋といえど、棚やカーテンで個人スペースがきっちり分かれていて、プライバシーがしっかりと守られています。

 

昼間でも、カーテンを閉めていても怒られません。

 

私は退院する2週間前から大部屋住人となりましたが、みんないい人たちで過ごしやすかったです。

 

当然、男女は分かれていますが、同じフロアなので廊下を挟んで向かい側は男性部屋でした。

 

これについては、個室はもっと自由で、特に性別で部屋を分けている感じはありませんでした。

 

 

 

お風呂

開放病棟には3ヶ所、お風呂がありました。

 

脱衣所がなんだかとても広くて、お風呂場も広めで、けどシャワーは1つに浴槽も家庭用サイズが1つあるだけの、簡素なお風呂です。

 

入る順番は決まっていません。

 

「今日、お風呂入りたいなー」と思ったら、ナースステーションの前にあるお風呂時間割の自分の入りたい時間に、自分の名前を記入して(空いてたら)、その時間になったら自由に入ればOK。

 

昼間がねらい目でしたね。

 

病気が病気なだけに、お風呂も誰も強要しません。うつが酷かったら入れないしね。

 

1人に与えられる入浴時間は、確か30分くらいだったかな。

 

お湯を溜めていると時間がかかるので、浸かったと思ったら出なきゃ、という具合に、わりとバタバタしてました。

 

だって、着替えも全て含めた時間なのですもの。女子には不利ですよね.

 

お湯を溜めたら、出る時に抜いて、シャワーで浴槽を軽く流しておくのがルール。

 

私は、ほとんど毎回、お湯を溜めて入っていました。

 

お湯に入ると寛げて、うつ状態のときは、お風呂の中でも泣いていました。

 

リラックスしながら、同時にコントロールが外れて、寂しさ・悲しさ・虚しさもみんな押し寄せてくるのです。

 

入院したのが、冬だったので寒かったのもあるし。あと冬ってうつが来やすいです。

ちょうど2年前の今ごろ、入院生活でしたよ。

 

 

 

スタッフのみなさん

当然、担当のお医者さんが付きます。

 

それから担当のケアマネージャーさんも付きます。

 

こちらは初めてのことなので、何をする人なのかも分からなかったけど、入院費用のことや、障害者年金や手帳などの制度について教えてくれました。

いつでも相談できるので助かりましたね。

 

作業療法のときは、作業療法士さん

 

認知行動療法のときは、臨床心理士さん

 

お掃除のおばちゃんに、ごはんを作って運んでくれる方々

 

 

多くの人たちに助けられた2ヶ月でした。はい、1ヶ月のはずが、約2ヶ月に延びました(-"-;)

そして一番お世話になった看護師さんたち

 

私が元気なときも、いつも笑顔で話しかけてくれる。

 

私がうつに落ちてしまったとき、辛くて辛くてナースコースしてしまい、そういうときもずっとそばで優しく話し続けてくれました。

 

このとんでもなく不安定で、はちゃめちゃな病気に寄り添えるプロ集団です。

 

精神科の看護師なんだから当たり前といえばそうなんだけど、入院してみてその対応のすごさに驚くばかりでした。

 

本当に感謝感謝。

 

 

 

過ごし方

私のいた病院で、いいなと思ったのが「朝起きたら必ず着替えること」というのがルールでした。

 

パジャマで病棟内を歩き回ってはいけません。

 

特に双極性障害は、生活リズムが病気と付き合う秘訣になってくるので、このためかと思います。

 

私なんていつも似たような服しか着ていなかったけど、よく近くの席で一緒に食事していたうつ病のおばさまは、元気な時はいつもおしゃれできれいにしていて、こういう決まりはいいものだなと思いました。

 

(そのおしゃれなおばさまでも、不調のときは見た目にも不調で、やはり入院が必要な患者さんなのだと実感しました)

 

 

 

食事

食事は、部屋で個別にとってもいいし、大きなテレビのあるくつろぎ場所でとっても、どちらでもいいです。

 

私は個室時代は部屋で一人で食べていましたが、大部屋に移っていからは、毎食、ほかの皆さんと一緒に食べていました。

 

楽しいし、いろんな話が聞けるし。

 

朝食時は、NHK朝ドラ『あさが来た』をみんなで観てましたね。あれおもしろかったなー。

 

あの主題歌「人生は~かみひこうき~♪」が頭から離れなくて、廊下で歌ってるお兄さんもいました(笑)気持ち分かるわ~。

 

 

内臓の病気ではないので、食事制限はなく、みなさん全食です。

 

朝は、ごはんかパンか選べます。

 

みんな好き勝手にふりかけ等、用意しています。私はおしんこが嬉しかったです。

 

美味しいは美味しいですが、毎日なので飽きてきます(^^;)それでも作っていただいているので、ありがたく完食し続けました。

 

カロリー計算はされていると思うので、太りません。

 

私は、入院の数ヶ月前から急激にやせてしまい、同時に躁に入っていきました。

 

その頃、体重なんて、増えることはしょっちゅうでも、減ることなんてなかったのに、短期間で10kg近く減っていました。

 

見るからに痩せたのが分かるくらいでした。

 

けれど、入院中の健康的な食事のおかげで、徐々に体重も戻り、標準まではいかずとも、近くまでは戻れました。

 

 そして今は、もっと増えてしまい、あの頃の看護師さんたちにはもう会えませんね。

 

 

 

おわりに

その①は、ここでおしまいにします。

いかがでしたか?

なんとなくでも精神科の病棟の様子が伝わったでしょうか。

その①は、まだ普通の病棟と変わらない部分かもしれませんね。

そうなのです。思っているよりコワイところではありません(笑)

その②では、作業療法のことなども書いてみます。

お楽しみに。

 

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ハリネズミのハリー

アラフォー女性、会社員であることに疑問を持つ会社員、双極性障害Ⅰ型、セクシャルマイノリティ(バイセクシャル) 、2桁年下の彼女がいます。いろいろマイノリティです(笑) アウトドア好きです。よろしくね。

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